自然素材リノベ事例|耐震・断熱アップ
2024年3月5日
耐震・断熱性能もあがる木の家リノベーション/京都府木津川市N様邸
大きなLDKにリノベーション
京都府木津川市で中古住宅を購入され、主に1階部分のスケルトンリノベーションをご依頼いただいたN様の事例です。無垢の杉材など自然素材をふんだんに使って、続き間を大きなLDKに、水回り部分の間取り変更をした木の家リノベーションです。
キッチンの後方に作業台を造り付けました
はんべ工務店のリノベーションは、お客様とじっくり何回もお打ち合わせを重ね、ご希望をかなえたお家の実現をお手伝いします。長く快適にお住まいいただける工事をいたします。
『細部まで想いをかなえる日々暮らしやすくて温もりのある家族の家』
はんべ工務店の5つのコンセプト
1.自然素材・無垢材を使った家
2.明るいリビングが中心の家
3.ご家族のみんなの思いを反映したオンリーワンの家
4.断熱性能と暮らしやすさを考えた家
5.丈夫で長持ちする家
詳しくは、私共のつくる木の家|木の家づくりのコンセプト をご覧ください。
耐震補強と断熱性能向上も兼ねたリノベーション工事
耐震補強の後、床・壁・天井に断熱材を入れて下地をします
今回、自治体の木造住宅耐震改修の補助事業を利用し、費用の助成を受けて耐震補強をおこないました。国や市区町村では、地震に強い家の割合を高めるために、耐震診断や耐震改修に対する補助制度を設けています。N様邸は、昔ながらの工法で作られた土壁でしたので、事前に構造計算をして土壁の手前に耐震パネルを必要な箇所に設置しました。
さらに「省エネ住宅ポイント」も利用し、断熱性能の向上も目指しました。中古住宅は断熱材がしっかりと入っていないものが多く、特に冬場は寒いです。床・壁・天井に新しく断熱材をしっかりと入れ、掃き出し窓(テラス窓)も断熱サッシに入れ替えましたので、冷房・暖房の効率もよくなります。
壁の断熱材は厚さ20cmのネオマフォームです。本来外断熱用に使用する高性能の断熱材ですが、今回は土壁でしたので部屋の内側に張って使用します。
床は、根太と根太の間に断熱材をしっかりはめ込んでいきます。今回使用しているのは旭化成の「ジュピー」です。床専用の断熱材で、外断熱用のネオマフォームと同性能になっています。
仕上げ材を張る前に構造用合板を張ってから無垢の杉板で仕上げました。以前より温かみのある足元に仕上がります。選ぶ断熱材のグレードによって冬場に足元から上がってくる冷気が全然変わってきます。
断熱サッシとペアガラスで冷房・暖房の効率が良くなります
もともと掃き出し窓はシングルガラスのアルミサッシでした。昔から使われているこのシングルガラス+アルミサッシの窓は、外気温が室内に伝わりやすいことと、内外の温度差によりサッシが結露しやすいです。今回のリノベーションでは、新たに断熱性能の高い掃き出し窓+ペアガラスに取り替えました。
はんべ工務店では、ずっと暮らしていかれる家だからこそ、完成して見えるところだけではなく、目に見えない部分も大切と考えてご提案させていただきます。冬の寒さが苦手なお客様からも喜んでいただいています。
はんべ工務店の寒くない家づくりはこちら
間取りを変更して使いやすくリノベーション
ご購入時、和室の続き間と広縁、壁を隔てて独立型のキッチンがありました。今回はそのすべてをつながりあるLDKにしました。リビングダイニングだけで20帖以上の広々とした空間になりました。床板は無垢の杉板を使用ました。
リノベーション前は和室と広縁
キッチンからリビングダイニングに直接行き来ができるので、食事の用意がしやすく、またお子さんたちの様子が感じられるので安心してキッチンに立つことができます。はんべ工務店ではご自由にお好きなメーカーのキッチンをお選びいただけます。
リビングダイニングには、大工さんの造作で壁面収納を造り付けました。棚はお好みの高さに調整可能な可動棚になっています。テレビと電話も置くので配線も施しています。
壁面収納は壁全面を使って
リノベーション前は独立型の台所でした
LDKの他にも間取りを変更して、洗面脱衣室・トイレ・勝手口等も新しくなりました。
家事動線を考え洗面脱衣室には建具を2か所設置
トイレの床には竹フローリングを使用
勝手口へとつながる廊下
お施主様のご感想(完成後のアンケートより)
間仕切りの少ない部屋の構成、断熱、杉を使った床などの考え方、費用について明朗と感じたのでお願いしました。 思っていたような気持ちの良い部屋ができました。