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すみか通信 2018初夏号【子供の心の発達と各段階の勇気づけ 幼児期その2】:滋賀の工務店

子どもが言葉でもって頼んでないことを、
きっとこうもしてほしいだろう。こうも考えているんだろうと思いやって、
どんどんやってあげるのがいい母親だというふうに思われているけど、
これほど悪い母親はないと思う。

 

何度も言いましたように、人間は言葉でもって自分の意志を伝えないと、
テレパシーで伝えることはできない。
ところが母親が何もかも全部やってあげますと、
子どもは何を学び、どう思って成長していくか・・・
周囲の人は自分の考えがわかってくれて、思いやって、推し量って、
自分のかわりに問題を解決してくれて、それで当然と思うようになるでしょう。(中略)

 

 

●何かしてほしいことある?
親が、子どもの問題をかわりに解決してあげられなくなるときがくる。
幼児期に、あるいは児童期にたっぷりと親が解決しておいてあげると、
自分で解決する能力のない子どもができる。
しかも、その子どもたちは、親が自分の問題を解決してくれて当然と思い、
何も言わなくてもわかってくれて当然と思うようになる。(中略)

 

だから、できるだけ早くから、自分の力で何もかもやらせるようにしたいんです。
もちろん、それは放っとけというのではありません。

 

まず、子供の命を守ることは絶対しよう。

 

そして絶えず、子供に問いかけたい。
「何かしてほしいことある?」とか「言ってくれたらできることはしますよ」
とかいうように問いかけたい。(中略)

 

「別にいい」と言ったら、何もしなければいい。
「ほんとは、こんなことしてほしいんでしょ?」なんてメニューを出さないこと。(中略)
そして言ってもらったときだけ働くことにします。
黙っているときはなるべく手抜きして動かない。(中略)
白状させなくていいんです。
してほしいことがあれば、しっかり言葉で言う、
という原則で子供を育てた方がいいと思う。(後略)

 

 

「続アドラー心理学トーキングセミナー 勇気づけの家族コミュニケーション」 より抜粋
/野田俊作(アドラー心理学上級セラピスト) 星雲社